Corega USB-TXC(usb lanカード)をLinux上での設定

Linuxルーター代わりにNATの設定をしようと2枚目のLANカードを探していたが
昔、売っていた、PCカードタイプで、接合部分からケーブルが延びその先に
LANケーブルの差込口がついているタイプのLANカードが今は売っていない。
なぜ、そのようなLANケーブルが必要かというと、ノートPCをサーバーにしており
LANカードをPCカードタイプでケーブルが伸びていないタイプのカードを使用しており
もう一枚PCカードタイプのLANカードを差し込むとなると、PCカードのLANケーブルの
差込口にぶつかってしまい、2枚差し込めなくなってしまうからである。

以前にもこの手のメルコ製LANカードを使用していたが、抜き差しのときに
LANカード本体とケーブルの接合部分の接触が悪くなり使い物にならなくなったことが
ある。やはり、同上のケースが多数あったのか、それによりメーカーもこのてのタイプの
LANカードを発売しなくなったのだろう。

いくつか、あたってみたがなかった。
あと他にPCで残されたインターフェイスといったらUSBしかない。
幸いUSB LANカードなるものがあったので Corega の USB-TXC を購入。

いくつかのメーカーがUSBタイプのLANカードを出している中、これを選択したのは
サポートはしていないものの、一応、"Linux動作確認製品"と銘打ってあったからである。
現にネット上でドライバーの提供と手順が公開されている。

早速、下記のサイトをみながら、ドライバーのインストールを行ってみた。

・ドライバー
http://www.corega.co.jp/product/os/source/usbtxc-driver-src.tar.gz

・インストール手順
http://corega.jp/product/os/redhatj8.txt

上記手順はRedHat8での検証とのことで、私が使用しているものはRedHat9なので、その辺の
違いに不安はあったが、試してみた。

が不安は的中。

カーネルソースを rpmパッケージから /usr/src にインストールして
make をしたところエラーでまくり。

そこでネットを調べているとチップにDAVICON社製のチップを使用していることを
発見。

http://www.narimatsu.net/nari_page/days0310.html

純正のドライバーをダウンロードして、コンパイルをしたところ
警告はでるもののコンパイル成功。
coregaが提供するドライバーには/lib/modules/`uname -r`/kernel/usb へドライバーを
コピーしろとなっていたが純正のドライバーのREADMEには
/lib/modules/`uname -r`/kernel/driver/netへコピーしろとかかれていたので
それにしたがコピーしたところ問題なく認識。

$lsmod

usbcore 78784 1 [dm9601 hid usb-uhci]

問題なく通信はできているがdepmodコマンドをたたくと

depmod: *** Unresolved symbols in /lib/modules/2.4.20-8/kernel/drivers/net/dm9601.o

のようにでてしまう。
気になるが、とりあえず使えてはいるのでよしとしよう。
もともと、CoregaもRedHat8上でしか動作検証できていないのでから。
それとLinuxのドライバーの構造等、勉強しよう。