QEMU あれこれ (備忘録含む)

Windows 上で Linux環境を構築したいと coLinux などを入れて、インストール→起動と
問題なくできることはできたが、
デフォルトのディストリビュージョンがDebian(僕はRedHat系を愛用)でいじってみると
コンパイラーが入っていない、日本語環境をいじるのにDebianの設定ツール類をいじったりして
面倒 & 良くわからないので、Fedora5のディスクイメージを落としてきて実行してみた。
が、うまく起動できず。

同じエミュレーション環境ならQEMUを使ったほうが、普通にPCにインストール、起動するのと
変わらないかんじで、できるので、QEMUを使って環境を構築することにした。

・インストール
  QEMU本体をダウンロード(Windows版 ダウンロード)
    http://fabrice.bellard.free.fr/qemu/
  アーカイブを適当なところに展開で完了

・ディストリビュージョンのイメージファイルダウンロード
  今回はFedora1のディスクイメージ(3つ)をダウンロード

・QEMU ハードディスとイメージの作成
   prompt> qemu-img create -f qcow fedora1.img 4G 

・Fedora1をインストール(ディスクイメージから)
  qemu.exe -L . -m 128 -hda fedora1.img -soundhw all -localtime -cdrom D:\Fedora1\yarrow-i386-disc1.iso -boot d

  * "-boot d" はcdromから起動するの意味
    ディスクイメージへインストールを完了したらここを "-boot c"にする

・メインOSへ切り替える場合
  「ctrl + alt + 2」を同時に押す

・QEMU 端末モニタからゲストOSへの切り替え
  「ctrl + alt + 1」を 2回押す で ゲストOSへ切り替え

・cdromの切り替え
  「-ctrl + alt + 2 」を2回連続でおしてqemuのモニター画面で
     (qemu) change cdrom D:\Fedora1\yarrow-i386-disc2.iso
   としてきりかえる

・ネットワーク設定
  NAT接続
  1. OpenVPN を インストール
  2. 上記をインストールすると「ネットワーク接続」にローカルエリア接続(TAP〜)ができるので名前をTAPに変更
  3. もう1つのローカルエリア接続(ホストOS)のプロパティを開き
      詳細設定タブのインターネット接続の共有をチェックしで"TAP"を選択       する。
  4. TAPのプロパティを開きインターネットプロトコルのプロパティを開き
     下記のとおり設定する
        IP 192.168.0.1
        SUBNET 255.255.255.0
        ゲートウェイ 設定しない
    DNS 設定しない

  5. ゲストOS側のネットワーク設定
     /etc/sysconfig/network-scrip/ifcfg-eth0 に
     BOOTPROTO=static
     IPADDR 192.168.0.2
     SUBNET 255.255.255.0
     GATEWAY 192.168.0.1   

     を設定し

     /etc/rc.d/init.d/network restart

起動

qemu.exe -L . -m 128 -hda fedora1.img -boot c -net nic -net tap,ifname=tap